デッキを作ろう「ハーシェルループ」
『艶やかなる妖狐 妲己』が封神されました
ということで(切り抜き承諾済)、ハーシェルループ(通称エアループ)で勝利を目指すデッキを構築していきます。
ハーシェルループ(通称エアループ)とは
上記4枚のカードを使った無限ループです。1ループにつき相手の山札の一番上をチャージに置くことができ、これを繰り返すことで相手の山札を4回リフレッシュして勝利します。
ループ中に『滅天竜ラストゼオレム』の効果を使用するため、Pは竜の巫女6人の中から選ぶことになります。その中で『滅天竜ラストゼオレム』を最も簡単に登場させることのできる『エア』がPに選ばれることが多いため、このループは《エアループ》と呼ばれています。
P『エア』は必須条件ではなく、『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』がループの核となっているため、本記事では《ハーシェルループ》と呼ばせていただきます。
何で《ハーシェル》は…。
ループの動き
条件(『黄泉路の案内人カンテラ』スタート)
- 相手のチャージが4枚ある
- 『滅天竜ラストゼオレム』がスクエアにある
- 空きスクエアが3面ある
- 自分のチャージが2枚ある
- 手札に『黄泉路の案内人カンテラ』と何か1枚以上ある
- ノスフェラトゥLv.3を達成している
- トラッシュか手札に『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』と『閻釜の解放アビッソ』がある
手順
- 『黄泉路の案内人カンテラ』をプレイ
- 『黄泉路の案内人カンテラ』登場時効果でチャージを1枚トラッシュに置き、『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』を登場させる。
- 『滅天竜ラストゼオレム』の効果で手札を1枚トラッシュに捨てて『黄泉路の案内人カンテラ』を破壊する。
- 『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』の起動効果でチャージを2枚(うち1枚は『黄泉路の案内人カンテラ』)トラッシュに置き、相手の山札の一番上をチャージに置き、『閻釜の解放アビッソ』と『黄泉路の案内人カンテラ』を登場させる。
- 『閻釜の解放アビッソ』の登場時効果で『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』を破壊し、トラッシュからコスト4以下のゼクスを回収する。
- 『黄泉路の案内人カンテラ』の登場時効果でチャージを1枚(『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』)トラッシュに置き、『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』を登場させる。
- 『滅天竜ラストゼオレム』の効果で手札を1枚(『閻釜の解放アビッソ』で回収したゼクス)トラッシュに捨てて『閻釜の解放アビッソ』と『黄泉路の案内人カンテラ』を破壊する。
- 『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』の起動効果でチャージを2枚(『閻釜の解放アビッソ』と『黄泉路の案内人カンテラ』)トラッシュに置き、相手の山札の一番上をチャージに置き、『閻釜の解放アビッソ』と『黄泉路の案内人カンテラ』を登場させる。
- 『閻釜の解放アビッソ』の登場時効果で『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』を破壊し、トラッシュからコスト4以下のゼクスを回収する。
- 『黄泉路の案内人カンテラ』の登場時効果でチャージを1枚(『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』)トラッシュに置き、『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』を登場させる。
- 『滅天竜ラストゼオレム』の効果で手札を1枚(『閻釜の解放アビッソ』で回収したゼクス)トラッシュに捨てて『閻釜の解放アビッソ』と『黄泉路の案内人カンテラ』を破壊する。
- 手順8~11を繰り返す。
相手のチャージ枚数によっては、他にも『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』をプレイしてスタートする方法などがあります。
『滅天竜ラストゼオレム』を登場させる方法
ループ開始時には『滅天竜ラストゼオレム』をスクエアに用意する必要があります。
『滅天竜ラストゼオレム』は主に以下の方法で登場させます。方法2、3はP『エア』指定となります。
- 7コスト払ってプレイ
- 『原初のイデア ラストゼオレム』の能力で登場
- 『滅天の名乗りラストゼオレム』の能力でリブートのコスト7以上の[ドラゴン]を1枚破壊して登場
各方法にはそれぞれ問題点があります。
- 方法1
コストが重い。
- 方法2と3
表向きの『滅天竜ラストゼオレム』が必要になります。
- 方法2
毎ターン鍵を取り逃さない場合、IGOBしたターンか5ターン目以降に有効な手段となり、ターンを早めるためにはメインに門を積む必要があります。
- 方法3
「リソース6以降にリンク成立」か「アルターブレイク」でコスト7以上の[ドラゴン]を用意することができますが、『滅天の名乗りラストゼオレム』をチャージに用意できない相手には厳しい方法です。
ハーシェルループの問題点
『黄泉路の案内人カンテラ』の登場時効果を有効にするためにノスフェラトゥLv.3を達成する必要があります。
さらに前述の方法2、3で『滅天竜ラストゼオレム』を登場させるために『滅天竜ラストゼオレム』を表向きにしておく必要があります。
《ハーシェルループ》の最大の問題点は『黄泉路の案内人カンテラ』の登場時効果で『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』を登場させるために、相手のチャージが4枚必要になることです。これを達成できるかどうかは相手のプレイングに大きく左右されます。
デッキを組んでみる
Ver.0
「E27 ドラゴンカジノへようこそ!」発売前にゼクスタ全勝レシピとしてTwitter上に挙がっていたレシピを参考にさせていただきました。
Ver.1
「E27 ドラゴンカジノへようこそ!」が発売したので、アルターブレイクを採用して組んでみた形。
4ターン目のリンク成立やアルターブレイクにより『滅天の名乗りラストゼオレム』を経由して『滅天竜ラストゼオレム』を登場させる方法3をメインプランに採用しました。7コストないとIGOB+『黄泉路の案内人カンテラ』が出来ないため、IGOBは非採用としました。
便利な技1
相手チャージ1から、7コスト払ってPSに『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』を登場させて相手チャージ+1、殴って+1、『原初のイデア ラストゼオレム』経由で相手PS横に『滅天竜ラストゼオレム』出して殴って+1、相手チャージ4でループ開始。
便利な技2
『原初のイデア ラストゼオレム』経由で『滅天竜ラストゼオレム』出して『恩愛の『黎明』エンキ』をシフトして効果範囲を広げて効果破壊、『滅天の名乗りラストゼオレム』効果で『滅天竜ラストゼオレム』を出し直して効果範囲を戻してループ開始。
Ver.2
《ハーシェルループ》の安定化のために、以下2点に注目してデッキを調整していきます。
デュナミスに表向きのカードを4枚用意する必要があるので、現実的なところで4ターン目のループ開始を目標とします。
4ターン目には4コスト使用して『黄泉路の案内人カンテラ』をプレイします。3ターン目にリソースを伸ばすと返しにIGOBされる可能性があるため、リソースは伸ばさない方針で考えます。
ループ開始までに使用可能なリソースは以下になります。
1ターン目:3リソ
2ターン目:4リソ
3ターン目:5リソ
4ターン目:2リソ
1.ノスフェラトゥLv.3+『滅天竜ラストゼオレム』を達成しやすくする
『死廃の胎動』で2枚デュナミスを表にできる可能性があるとはいえ、IGが当たらない場合3コストでデュナミスを表向きにする機会は3回しかありません。
1ターン目:3リソ→3コスト
2ターン目:4リソ→3コストor4コスト
3ターン目:5リソ→3コストor4コスト
4ターン目:2リソ
そこで今回採用するのがこのリソースリンクです。
3ターン目以降にリソースに『牙の猟師イェーガー』がある状態で『突き刺す尖晶石スピネルペンギン』をリソースにセットできれば、3コストを登場させてデュナミスを1枚表にすることができます。
このギミックで「ノスフェラトゥLv.3+『滅天竜ラストゼオレム』」を達成しやすくなりました。
2.『滅天竜ラストゼオレム』を安定して登場させる
『滅天の名乗りラストゼオレム』を使用するケースはチャージの『滅天の名乗りラストゼオレム』を除去されると使用できず、『滅天の名乗りラストゼオレム』を自壊する方法やコスト7以上の[トゥルードラゴン]を用意する必要があるためパーツを多く採用しなければならないため、『原初のイデア ラストゼオレム』ルートに絞ってデッキを構築します。
4ターン目に『原初のイデア ラストゼオレム』を登場させるためには鍵が1枚足りないので、IGOBするか門(『進め、原初の世界』)を手打ちする必要があります。
デュナミスを表向きにした残りのリソース数を確認します。
1ターン目:3リソ→3コスト:残0
2ターン目:4リソ→3コストor4コスト:残1or0
3ターン目:5リソ→3コストor4コスト:残2or1
4ターン目:2リソ:残2
「2ターン目に3コストをプレイした場合」と「3ターン目に3コストor4コストをプレイした場合」と「4ターン目」に『進め、原初の世界』を手打ちするタイミングがあることがわかります。
『無慈悲な徴収 ラストゼオレム』でトラッシュに落ちた『進め、原初の世界』を拾うことができます。2ターン目、3ターン目にプレイして『進め、原初の世界』を探しましょう。
リソースリンクが変わり、『滅天の名乗りラストゼオレム』ルートで使用していた『滅天竜【黎明】ラストゼオレム』『手作りのお弁当ラストゼオレム』が抜けました。
『竜域の守護者』を採用してドローを強化し、『滅天竜ラストゼオレム』の攻撃時に使用することで起動効果持ちゼクスも突破できるようにしました。
Ver.3
『だいなみっく@ニグたんドラゴン』は使い道が少なかったため抜いて、変わりに『墓城七姫 壱の姫アーシア』を採用しました。
4ターン目に『滅天竜ラストゼオレム』で相手のチャージが3枚しか用意出来なかった場合も最後の1枚を稼いでくれます。攻撃時効果で『黄泉路の案内人カンテラ』蘇生からループに入る事ができます。
Ver.4
『竜域の守護者』は4枚に戻しました。ループ開始時に1枚見えていればいいので、『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』を3枚に減らしました。
おわり
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
最近の環境に対抗するために、4ターン目にループ開始できる準備が整う構築に調整しました。
このデッキについて知っておいていただきたい事があります。
- 相手の協力がないとループできません。
- 理不尽な先4キルを確定で行うデッキではありません。
必ずしも「ループ=悪」ではないと思います。あなたも相手に理不尽を押し付けていませんか?
《ハーシェルループ》最大の問題は『ヴァンプ・サマー 墓城姫ハーシェル』の能力にデッキトップから相手のチャージを増やす効果が付いていることです。これがなければ無限アタックで相手のライフを奪わなければいけなくなり、相手に優先権が渡るためループ中の対処が可能性になります。
悪いのは『滅天竜ラストゼオレム』でも『黄泉路の案内人カンテラ』でもありません。
とは言え、このデッキも使えなくなる日が来ることでしょう。
次のおもちゃ募集してます。