KURU KURU Z/X

考え事

あなたと私で30分

Z/Xの試合時間

今回はZ/Xの試合時間について考えている事をまとめます。

公式フォーマット

以下が日本選手権2016のフォーマットです。
f:id:KmenchiK:20200120075444j:image

以下がゼクスタのフォーマットです。

f:id:KmenchiK:20200120075648j:image

ゼクスタは制限時間が決められていません。営業時間等の都合もあるので、店舗の裁量に任せているのだと思います。多くは30分で、場所によっては多少短くなったりエクストラターンの扱いが違っていたりします。

 

エクストラターン

制限時間ありの多くの大会で以下のルール(通称、エクストラターン01。略して『ET01』)が採用されています。

f:id:KmenchiK:20200120080348j:image

これは日本選手権2016のフォーマットです。

日本選手権2016以前の大会でも同様に『ET01』が採用されていました。私のZ/XはB14から始まったので、それ以前のことはわかりません。

日本選手権2016以前の『ET01』に関する記載を見つけることができませんでした。『ET01』が採用された経緯についてご存知の方は教えていただけないでしょうか。

  • 公式が最初から通達していたのか?
  • どこかの大会が採用した事がきっかけで広まったのか?
  • TCGのフォーマットを大会運営が採用したのか?

 

制限時間の在り方

制限時間は互いに等しく使うべきであるとする。

2人とも同じ時間を使った場合(時間は仮)

f:id:KmenchiK:20200120124855j:image
f:id:KmenchiK:20200120124924j:image
後⑥が終わったと同時に30分になり、ターン終了宣言が認められれば0が先手、1が後手になります。認められなければ0が後手(そのままターン終了)、1が先手になり先手が1ターン多く手番を行うことになります。


f:id:KmenchiK:20200120175651j:image

と後⑦が自分に割り振られた時間を1分短縮した場合、

f:id:KmenchiK:20200120175923j:image
先⑧が1分経過した時点で30分になり、0が先手、1が後手になり、ターン数は等しくなります。しかし、後手の使う時間は先手よりも短くなり、制限時間を等しく使うことはできていません。

 

制限時間は互いに等しく使うべきなのでしょうか?

仮に

f:id:KmenchiK:20200120125116j:image

と使った場合、残りは6分なので
先⑦3 後⑦3
とするべきなのでしょうか?

f:id:KmenchiK:20200120125158j:image

この場合、残り5分のアナウンスで先手が1分以内に手番を終わらせないと、後手に残された時間は先手より少なくなります。

同様に
f:id:KmenchiK:20200120125116j:image
と使い残りが6分に減っているが、先⑥が予定通りに4分を使ったとします。
先⑦4 後⑦2
後⑦の途中で30分になり、0が後手、1が先手になり先手が1ターン多く手番を行うことになります。

f:id:KmenchiK:20200120125256j:image

この場合、エクストラターンは後手2分、先手4分使ってよいのでしょうか?

 

2人の時間を均等に分け、『最終ターンの後手に予定された時間』よりも『途中で予定より使いすぎた総時間』が短ければ、0が後手、1が先手になります。ターンが進むにつれてかかる時間は増えるので、後手が0になる確率が高くなりそうです。エクストラターンに入るデッキほど先手の手番が後手よりも多くなるのではないでしょうか(仮説)

 

あとがき

構えるデッキに対して対面が時間を多く消費するパターンも作りかけたのですが、長くなるので省略しました。

試合は制限時間内に終われば問題ないと思います。制限時間内に終わらなかった場合、『ET01』だと先手が後手より1ターン多く手番を行う可能性があります。もちろん、大会のフォーマットには従わなければなりません。

『ET01』のプレイは速やかに行うように促されますが、1のターンも0のターンと同じ時間、0のターンも少なくとも制限時間終了前後合わせて-1のターンと同じ時間は使ってもいいのではないでしょうか?もちろん、大会運営の指示には従わなければなりません。

最近のZ/Xは制限時間内に終わらない事が多くなっているように感じます。制限時間内に試合を終わらせるようにプレイングを磨き時間配分を考えようと思います(ペルツ杯で3/6戦『ET01』に突入した自分への戒め)。